奥様との出会いが絵本制作のきっかけ。
絵本を描き始めたのは、保育士になるための専門学校に入って、今の奥さんと出会ってからです。それまでは特に絵を描くのが好きとか、そういうことはなかったんですけれど、彼女が絵本が好きだと言ったので、何となく僕にも描けるかな〜と思いながら、毎日何か描いては彼女のところに持っていって、見てもらったりしていました。とにかく子供に面白がってほしい!とにかく子供に面白がられる作品を作りたいと思っています。自分がやりたいことと、子供が楽しめることの両サイドに橋を架けるとしたら、いつもその真ん中にいたい。はっきりしていて母親が読み聞かせしやすいもの、分かりやすくシンプルなもの、物語の展開も本当は一つくらいでいいんです。作品のアイディアはとにかく自分で考えて考えて考え抜きます。創造性というのは自分力、そして才能とは自分の好きなことを続けることだと思います。影響を受けたアーティストについて。
昔はどんな人からでも影響を受けてしまっていました。自分を表現すればするほど人から批判もされますし。なので今は誰にも影響は受けないようにしています。子供からの影響だけは別ですが。基本的には自分の良いところは伸ばして、人に迷惑をかけない程度の、自分の悪いところも別に直さなくてもいいのかなと思っています。毎日パワーを出し切って、今後も地道にコツコツと。
最近は、あまり夢とか目標とかは語らなくても良いと思っています。過去の失敗や人に言われた嫌なこととか、逆にもっとこうしたいああしたいという未来への欲とかにあまり振り回されず、とにかく今日のこの1日、フルパワー出し切ること、それが一番大事なんですよね。毎日体を空っぽにするような気持ちで、今後も地道にコツコツと、です。
人を喜ばせることで心が満たされる。
とにかく子供を喜ばせたいです。それが一番おもしろい!子供なんていつもふざけ過ぎてるぐらいでちょうどいいんです。僕はいつも人を喜ばせることによって心が満たされると感じます。自分のこと、まだ”絵本作家”だとは思えないのですが、ただ僕自身も僕の絵本もこれからまだまだ良くなっていくという自信はあるので、とても楽しみです。
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