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安藤 毅 アーティストの声

1970 茨城県水戸市出身
1990 この頃、写真に目覚める
1993 撮影スタジオのアートセンターにて、
    スタジオアシスタント始動
2000 白鳥真太郎氏、設楽茂男氏に師事後独立
2007 安藤毅事務所にて無計画写真展


思い立った時に

 いつでもどこでもカメラを持ち歩き、思い立った時、写真を撮っています。被写体を求めてはいませんが、興味のある面白いなと思うことがあれば撮っています。子供のころから、写真を撮るのが好きでした。みんなが撮るような所は撮らずにバスの外の景色などを撮ったり、そんなところから今に至るのかもしれません。

写真を撮ること

 私の目の前には、<写真>という穴が開いています。地下道のように表面で繋がっている穴もあれば、単独でドカーンとあいた穴もあります。写真は、穴の向こうの世界の使者がよこしたLetterのようです。でも、実際は、向こうの世界なんてないんです。ただあるのは、そことここのギャップであって、そのギャップを埋める為、または、明らかにするために写真を撮り続けるだけなのです。そして、現像された写真は、明るく世界を映すものであって欲しいと思うものです。その為にはやはり、もっと穴に潜らなくてはならないようです。<写真>という穴を拾い上げて、そのまま空中に放り投げること。それが私の写真でやりたい事です。穴に見えていた写真を、フレームで切り刻まれた緊張感から少しだけ開放させてみることなのです。

写真での表現

 カメラを撮るその人にしか見えていない世界があります。同じ場所で同じように撮ったとしても同じように写らない事が写真の面白いところだと思います。また写真を撮る時は、対象物を記号化して見ています。

今後の活動展開

 以前世田谷ものづくり学校にて展覧会をした時とは違った展示となりとてもよい経験となりました。現在も雑誌、広告などを撮影していくことには変わりはありませんが、この展覧会で面白いといってくださった方も多く、これからも展覧会をしたいと思います。写真を撮ることが好きなのでこれからもずっとそのことは変わらないと思います。

  作品一覧

「Ground Level」
¥52,500


透明感のある空間の中に込められた
メッセージを感じ取ってください。

「Jimen」
¥31,500


いつも通るなにげない場所にも目を向けてみると
面白い何かが発見できます。

「CLAM,PUNK」
¥262,500


写真のコラージュ。段ボールで作られた作品に、
作家の感性が感じられます。

写真を撮ることが好きだということが、話の端々に感じられ、作品に対しての愛情をとても感じられます。作家の魅力が感じられる作品を通して、作家にしか見えない世界をみることができるでしょう。

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