第18回ART BOX大賞展準グランプリ受賞を記念しまして、松井敬樹さんの展覧会が1月25日〜1月30日までART BOXギャラリーにて開催しております。"感覚"を絵で表現することをテーマとして、制作に取り組む松井さん。才能あふれる若きアーティストの声をどうぞお楽しみください。
ART BOX大賞展に応募したきっかけ 昨年の目標の一つとして、個展を開催することを考えていたからです。ARTBOX大賞展は受賞者記念展を開催していただけるということを知り、応募させていただきました。 準グランプリ受賞の感想 ARTBOX大賞展は初めて出品させていただいた公募展でしたので、受賞の一報をいただいた時は本当に嬉しかったです。評価していただいた方々の期待を裏切らないよう、これからも一層表現と向き合っていこうと考えています。 制作のテーマ私はある一つの感覚をテーマに日々制作を続けています。2年前、早朝のまだほの暗い故郷の山へ足を踏み入れた時、美しい自然の光景に私の内から沸き上がってきたその感覚に対して強い羨望を持ち、より深く追求し理解を深め表現する事で私の絵画の中に描き込むことができないだろうかと考え、人にその感覚を体感させる絵画の創作を目指しています。 今後の展望 昨年は人とのつながりの大切さに改めて気付かされた1年でした。今後は制作に没頭するだけではなく、もっと自分と社会との関係にも目を向けていきたいと考えています。
展示作品16点の中から3点をピックアップしてご紹介いたします。作品一覧 「白樺」441,000円 DMにも使われている松井さんの代表ともいえる作品で2枚の絵が一対となっている作品です。心の奥底を震わすような静寂が漂い、展示作品のなかでも一際存在感を放つ作品となっています。
「蘇生」294,000円 数カ月前に描き上げたばかりの新作です。背後の 青く浮かび上がる木々と、中央でぼんやりと光り、 芽を出す一本の木のコントラストが美しい作品です。 松井さんの「蘇生」というイメージが見る者に ストレートに伝わってきます。
「樹氷雪景」220,500円 まるで、凍てつく空気を肌で感じるかのようです。 一本の木が寂しく儚げに立つ姿が樹氷の美しさを 際立たせています。
自分の中で確立されたテーマを基盤に、自然の姿から得た感情が素直に作品に表現されていて、見る者が溶け込みやすい世界を築き上げていると感じました。今後の松井さんの更なる成長を期待しています。
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