制作のテーマ
私の作品の制作のテーマである『スペクトラム シリーズ(光譜)』は、視覚では見えない光を表現しています。そのように表現することで、画かれたスペクトラムは無限の空間を予想させる効果があります。スペクトラム シリーズを制作することは、常に私自身の存在を確認する作業でもあると思っています。
作家活動以外の別の顔
作家活動としてシルクスクリーン版画を制作するほか、マスコミの仕事もしており、それらは日常生活の一部でもありますが、それぞれの仕事を同時に見せる機会が今まではありませんでしたので、今回は制作のテーマでもある「スペクトラム シリーズ」以外の文学界の挿し絵、文芸誌「群像」表紙画の一部を混ぜて展示をしました。作家活動以外の別の顔をご覧いただければと思います。
今後の活動展開
現在作品制作の延長で、私の企画立案した「NBC国際シルクスクリーン版画ビエンナーレ展」も今年度第2回目が開催されます。今現在準備進行中であり、作品制作の意欲に気持ちが高ぶります。それは、「版画」を普及、発展させるためにも、また版画家を目指している若い作家達のためにも、この展覧会を成功させることが使命だと感じています。また私自身の制作のテーマである「スペクトラム(光譜)」を確認するよい機会でもあると思っています。
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