ART BOX 絵本新人賞を受賞して
連絡がなく「やっぱりだめか〜」と思っていた矢先、「グランプリ受賞おめでとうございます」の一報を頂き、信じられないやら、実感がないやらで、しばらくポ〜としてました。やっぱり素直に嬉しいです。しかも、2次審査の時に持っていったものが同時に受賞になり、本当に嬉しい限りです。この2つの作品には、それぞれ思い入れもあり、やっぱり「がんばった」甲斐がありました。「がんばったら、できた!というよろこび」を感じています。
本当にありがとうございました。
制作について
●うまれてきてくれて ありがとう
「うまれたばかりの赤ちゃんは、無色透明で、そのうつくしく、きれいな存在を誰もけがしてはいけない」と。妊娠し、出産した時に、ものすごく、神秘的で、感動的でした。その時のことを、一生覚えておきたい、そして、子どもに伝えたいと思いました。「遊び筆」という、自由にのびのびと感じたまま、言葉を描く、文字を絵にする方法に出会い、その時に思った言葉を、インスピレーションの赴くまま文字として、絵として、色として表現しました。
●がんばれ がんばれ
最近の風潮で、「あまり頑張れと言うな」という傾向にありますが、本当にそうなのかな?という疑問をずっと感じていました。私は家族や友達から「また、頑張って!」と声をかけられると、それが、「心のエネルギー」となり、「よし!頑張ろう!」って思います。反対に自分ではものすごく頑張っているのに、頑張れ!と言われた時、「私は頑張っている!もうこれ以上頑張れって言わないで!」と思った事もありますので、子どもに声を掛ける時、その心の見極めが大切だと考えています。「もっと頑張れ!」とエールを送ったり、「よく頑張ったね。」など使い分け、「がんばったら、できた!とういよろこび」を、「心のエネルギー」に変え、子どもと一緒に成長していきたいと思い生まれた絵本です。
|