略 歴
1937年 北九州市戸畑生まれ
2000〜03年 千葉市展入選(2001年奨励賞)
2000〜04年 千葉県展入選
2000〜03年 上野の森美術館日本の自然を描く展入選
2001年 第9回マスターズ大賞展 月刊美術賞
2003年 第2回高遠の四季展 秀作賞
2004年 第12回マスターズ大賞展 会友特別賞
個 展
2002年,2004年,2005年,2007年,2009年
(ART BOX ギャラリー/銀座)
制作で心がけている点について、お聞かせください
常々、キャンバスに向かう度に、制作のコンセプトであるスピリチュアリティをなんとか入魂したいものだと思いながら制作しています。
それには、平素からスピリチュアリティを大事にする生活をしたいと思っています。
私のいうスピリチュアリティとは、宇宙の摂理、原因と結果の法則に則って心身の浄化に努めれば、高次の自分を発見でき、穏やかになり、優しくなる機会が増えるということです。
要するに、観ていただく皆様も穏やかな気持ちになれる、優しい気持ちになれる作品作りをめざしています。
本展示の見どころは?(一番見てほしい作品、苦労した点など)
今回初めて雪景色を描きました。
二月末に山形の赤湯からかみのやま温泉に抜ける辺りで蔵王が見えた時、正に心洗われました。私は知り合いの方々との語らいの中で、自分をつき動かすものがあると、ともかく、出かけてみます。
結果、春夏春冬、全国各地での心洗われる感動シーンを描くことになります。
観ていただく皆様が旅している感覚になっていただければ幸いです。
制作工程のポイントを教えて下さい。
まず一番大事なのは、描く私自身が穏やかな気持ちになっているかどうかです。
次に、感動シーンに出合ったときは、広範囲に観る、セレンディピティ(偶然幸運に出会う能力)を信じて、いろいろな色を試しています。
今後制作していきたいこと、モチーフ等がありましたら教えてください
やはり、多くの方々との語らいの中で生まれてくるものと考えています。
そして、心動かされるシーンには出合うべくして出合うものだと感じています。
日常生活の中でも、旅先でも、春夏春冬の風物詩を観ていただく方と共有したいものです。
モチーフについては、より一層、絵の中に主役、脇役、エキストラを配して物語性のある構築にしたいと思います。
比喩、虚構などの表現の自由さをいろいろ取り入れられたら良いのですが…