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出版相談
京都府生まれ
1985 東京芸術大学大学院修了
1987 ヘアーメイク・ビアンコ入社 トニ−タナカ氏のもとで特殊メイクを学ぶ
映画、TVCMなどの特殊メイクを手がける
1997 退社後、アトリエ・シュウを設立

個 展
2003 トキ・アートスペース「Made in U.S.A 小西 修 展」
2007 ペッパーズ・ギャラリー

主な活動(TV、CF、映画、その他)
1995-98 富士フィルム「写ルンです 七福神シリーズ篇」(CM代表)
2001 郷ひろみ「獣は裸になりたがる」(CDジャケット)
2002 旭化成「クックパー」(CM)
2003 カプコン「Chaou Legion」(CM/Webコンテンツ)
2004 マスターカード「企業広告モンスター病棟篇」 (CM)
2005 Mr Children Dome Tour「I LOVE You」(ライブ出し映像)
2006 浜崎あゆみ「1 love」(PV)
2007 KODA KUMI「Blac Cherry」(ライブ出し映像)
2007-08 フジテレビ「笑っていいとも 金曜日キャラクター大図鑑」(TV)
2009 日本テレビ土曜ドラマ『銭ゲバ』(松山ケンイチ主演:TV)
2009 CFディレクター吉田大八監督『クヒオ大佐』(堺雅人主演:映画)
制作のテーマ
人はこの世に生を受けるときも、死んでいくときも体(肉体)一つである。 この事実をどう解釈し、どの程度意識するかによって、人それぞれの人生があるのでしょう。 喜び、悲しみ、友情、性別、価値観、環境などという違いはありますが、「体があるから生きている」という事実には、人それぞれの違いはありません。 私は体(肉体)そのものを最上位の存在と考えています。もしかしたら、神以上の存在かもしれないと考えています。
私の主な活動は映像媒体(TV・CF・映画等)における特殊メイクです。役者のライフマスク(直接型取られた石膏像)製作から始め、 そのライフマスクの表面に、演出上必要なイメージを彫刻し、何段階かの作業を経て、それぞれの役柄のメイクを完成させます。 この一連の作業工程の中では必ず必要ではあるが、実際の撮影では使用されない石膏像に、 いつのころからか本人以上のリアリティーと美しさを感じるようになり、直接人体を型取るという作業(ライフキャスト製作)が創作活動の目的となってしまいました。

あるものをあるがままに
大きくはり出した女性のお尻。ファスナーを施された女性のトルソ。
女性特有の身体的特徴をえぐり出したかのようなその作品からは、 女性に抱く通俗的なセクシャルでエロティシズムなイメージを即座に喚起させます。 ですが、あえてその「アンチ」でマイノリティな趣向的部分を全面に露出させることで、 女性に対して最も感じる「美」を再構築しているのです。美術教育というものを学びながらも、 学術的見解などを交え人間を思考的方向に誘発するかのように作品を見せるようなことは一切せず、 あるものをあるがままに見せる。切実感から生まれる美しさを模索しながら、 状況の変化があるかもしれませんが、ブレずに制作に邁進する所存であります。

出品作品をピックアップ
作品一覧はこちら
2009桃源郷
「2009桃源郷」応相談
conceptual A
「conceptual A」応相談
裸婦
「裸婦」応相談

編集後記
Shu Konishi氏の、強烈なインパクトでストレートな表現作品からは、目の前にあるものを、 いつしか一個人の頭の中にある価値観の範囲のみで物事を理解しようとし、 物事を理解したつもりでいることに慣らされていると、 そのままに只ひたすら純真に受け入れるという行為が、一見簡単なようでその実とても難しいことである。 と気付かされることでしょう。