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高橋シュウ アーティストの声

1951年 埼玉県に生まれる。10代より油絵を描き
始める。 北海道大学農学部卒業。
農産物輸入の貿易会社を退社して渡英(80〜81)。
帰国後、銅版画を始める。 学習塾で英語、数学を
教えながら、制作を続ける。1990年より銅版画制作が
専業となる。

受賞:第6回現代版画コンク−ル(大阪府主催)優秀賞
第14回日仏現代美術展(日本テレビ主催)大賞
第18回日本国際美術展(毎日新聞主催)埼玉県立近代美術館賞
第19回日本国際美術展 国立国際美術館賞 他
作品収蔵:大阪府立現代美術センタ−、国立国際美術館、埼玉県立近代美術館、日本テレビ放送網株式会社、クラコウ美術館(ポ−ランド)、米国議会図書館(米)
表紙・挿絵・カレンダー:本田技研工業株式会社 1997 カレンダー製作
週刊朝日:コラム(和田秀樹著)挿絵(2001/1〜3)、文芸春秋目次挿絵2001/10
新潮文庫 カミュ 幸福な死 カバー、 李恢成 四季 表紙(新潮社刊) 他


遠い旅・記憶のかけら

 人生は旅に例えられますが、様々な出会と経験の断片が重なり旅の記憶になります。表現の対象は、具体的なものからやがて抽象に及びました。石の中に記憶をとじ込めた化石の標本を収集するように作品をつくっています。いつか、どこかで造られたもののように客観的に眺められたらと思います。

銅版画での表現

 銅板という硬質な素材にイメージを置く方法は、感情を抑え、乾いた、少し無機的な感覚を表すのに適しています。木の皮や枯れ葉を漉き込んだ、晒していない和紙に刷り、彩色には着物の型染めを応用したステンシルを使っています。そのような方法をとることにより、最近の風景などのモチーフは、時間と空間にに捕われない、昔の風景のようなノスタルジックな表現を体現することができます。最近手掛けた作品は、以前よりも描き込んでいるため、全体に黒い印象を与えないように、黒ではなく茶色を混ぜてやわらかい印象になるように制作しています。以前に制作した作品と、最近制作した作品の違いを見てもらえばと思います。

今後の活動展開

 10代から油絵を描いていましたが、本気でやってみようと、会社勤めをやめて30年ほど前、ヨーロッパに出かけて行きました。決心をして来たものの、大きな不安が鉛色の冬の空の下に広がったことを思い出します。ヨーロッパで銅版画をみたことをきっかけに銅版画を始めました。描きたいイメージだけを頼りに糸を手繰るように、制作を続けてゆくつもりです。

  作品一覧

「長谷寺遠望 1. 2.」
¥115,500


長谷寺の風景は、日本の風景でありながら
どこか異国のような雰囲気のある作品です。

「LISBON」
¥50,400


思い出の1ページのような
懐かしさを感じる作品です。

「冬の日−野」
¥178,500


ずっと前から知っていたような、
不思議な時の流れを感じる作品です。

日本のお寺等の風景も、西洋の石畳の街並も、文化の違いがあるにもかかわらず共通して感じさせるのは、まるで以前から知っていたかのような懐かしさが漂う世界です。

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