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角田みどり アーティストの声

1977年 東京生まれ
2000年 上智大学外国語学部ロシア語科卒業
2002年 宮原夢画氏に師事
2004年 独立


カメラとの出会い

 カメラマンになろうと思ったきっかけは、大学に入学してから、「何か」を表現していきたいと思っていました。そのころは、カメラの勉強をしていたわけではなく、友人、風景などを撮り始めました。シャッターを押すだけでなく、その一瞬を「絵画」のように作品として捉えていました。一度は企業に就職したものの、「何か」を表現したいという思いが、カメラマンへの道を選んだきっかけです。

制作テーマ

 写真は“撮る”と表現しますが、絵を描くような感覚に似ています。写真を絵画のような感覚で、思い入れのある作品を展示しました。写真を絵画のような感覚で鑑賞して、写真の可能性を皆様に感じて楽しんでもらえればと考えました。

写真を作品として捉えること

 絵画とは違って興味深い点は、実際の光やひとの表情や形を使って、絵を描いているところです。写真界にも様々な流行や、銀塩、アナログの衰退、デジタルの普及、進化、色々議論はあると思いますが、それぞれの良いところが融合しあって、良い方向に進化していけば、という思いも込めています。

今後の活動展開

 今回の展覧会では、とても楽しく、とても勉強になりました。これらの作品の数々は、一人だけで創り上げてきたので はなく、皆の力により完成された作品です。これからも固定観念から抜けて、チャレンジを続けていきたいと思います。 これからも、「作品」としてみせていきたいと思います。

  作品一覧

「Casa BRUTUS 2006 12月号」
非売


人物と景色の洗練された美しさと、その
隙のない完成度に魅入ってしまいます。

「Esquire 2007 1月号」
非売


人物のその内面の一瞬を捉えた作品は、
カメラの表現の無限の可能性が広がります。

「Esquire 2009 6月号」
非売


長い間見ていてもなにか
ほっとさせるような作品です。

カメラの知識もなくカメラマンの世界へ飛び込んでいった作家の力強さが感じられます。作品の数々は、人物のドラマティックな表情と、思わず立ち止まり目を離すことがことのできない、「写真」作品の無限の可能性を感じました。

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