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山口規子 アーティストの声

栃木県足利市に生まれる。
1986年 株式会社 文藝春秋 写真部 入社。
写真部にてカメラマンとして各ジャンルで活動し、
1997年 独立 山口規子写真事務所にて今に至る。
所属:社団法人 日本写真家協会会員。

出品・受賞:第16回 日本雑誌写真家協会賞受賞「路上の芸人たち」(富士フォトサロン 写真展)
第2回 東京国際写真ビエンナーレ 入選 「イスタンブールの男」(東京都写真美術館 写真展)
書籍:「メイキング・オブ・ザ・ペニンシュラ東京」(文藝春秋刊)
京都・嵐山吉兆 「春の食卓」「夏の食卓」「秋の食卓」「冬の食卓」、
「そう、これも骨董なのです」「おいしい野菜の見分け方」「おいしい節約 保存食」(バジリコ刊)
「ハワイアン・レイメイキング しあわせの花飾り」(ポプラ社刊)
「ベーグルサンド 超簡単レシピ」(PHP研究所刊)


モノクロとカラー

 今回の制作については、モノクロとカラー写真の2つに分かれています。モノクロ写真は、部屋によい光が入ってくる時にこつこつと自分が集めた小物たちを撮影したものです。小物は世界を旅したときにお土産として買ったものや、友人知人からいただいたもの、または自分が飲み干した牛乳ビン、通りに落ちていたものなどなどを自分自身の素直気持ちで表現しています。カラー写真は、仕事や個人的に旅行した国々の写真です。今回は統一した1つのテーマはなく、それぞれの国々の空気感を味わってもらえればと思い、まとめてみました。エジプトならピラミッドと砂漠、フィレンツエならポンテベッキオ橋、モルジブなら青い海と輝く太陽、タイなら古い寺院、などというお決まりの写真ではなく、もっとそこに住む人々と密着した風景やいつもと違う顔の国々を知って欲しいと思いました。インターネットが氾濫する昨今、その国に行かなくてもいろいろな写真を見ることができ、容易に想像することができます。しかし、旅の醍醐味はその場所へ行って、光、空気、匂い、そんな空気感を少しでも感じてほしいと思っています。

写真を撮ること

 私は旅が大好きで、時間ができればどこかの国へ飛んでいき、写真を撮影しています。主に異文化に触れることが好きなので海外に行くことが多く、旅の間は自分の小ささに気づかされながらも、心に大きなお土産を入れて帰国します。さまざまな国々の空気感を味わってもらえればと思い撮影しています。写真を撮影した状況は、私にとって特別な瞬間であり、全ての印象を記憶しています。またモノクロ写真の中の、世界を旅したときのお土産としてこつこつと集めた小物たちを、部屋によい光が入ってくる時に撮影する、静かな光の中で向き合う時間もまた、自分だけの時間でもあり、そして自分が素直に表現できる時だと思います。「静と動」どちらも私が生み出したすべての作品は私の分身なのです。

今後の活動展開

 お台場の潮風公園に7月11日オープンする等身大ガンダムのメイキングを3月から追いかけて撮影しており、7月31日に集英社からそれらをまとめた本を出版します。2007年に一つのホテルが出来上がるまでを記録した写真集「メイキング・オブ・ザ・ペニンシュラ東京」に続くメイキング本です。人がモノをつくる姿は美しく、いつも感動し、私を惹きつけてやみません。これからもモノを作る人々を記録していきたい、制作の瞬間を残したい、旅の空気も切り撮りたい、引きこもって小物も撮りたい!したい、したい、だらけで、1日24時間あっても足りないくらい・・・

  作品一覧

「カレル橋の朝靄(チェコ共和国)」
¥26,250


朝の静まり返ったこの国の匂いが
感じられる作品です。

「ベトナムコーヒー(ベトナム)」
¥26,250


ある日常の風景の中にみえるその国の独特の世界が
この作品を通して感じさせます。

「サバンナの朝食会(ケニア)」
¥26,250


見渡す限りのサバンナの風景は、動物が
食事にやってきそうなそんな空間と
スタイリッシュな世界が創りだされています。

作家の写真に対する情熱は、カメラのフィルターを通して、その場所の光、空気、匂いを感じさせます。作品の数々には、躍動感溢れた広がるような「動」とその一瞬を切りとったような「静」の両方の世界を私たちに見せてくれます。

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