NEW ILLUSTRATORS FILE vol.5掲載作品
今回ご登場いただくアーティストは後藤みきさん。水彩絵の具の持つやさしい雰囲気をかもしだしている後藤さんの作品。その色彩は、どこか懐かしさを感じつつ、けれどもどこか新しさが感じられていて、とっても魅力的です。その色彩感覚は、いったいどのようにして培われてきたのか、お話しをうかがいました。
略歴:1997年香川県立高松工芸高校デザイン科卒業。1999年京都嵯峨美術短期大学美術学科ビジュアルコミュニケーションデザインコース卒業。2003年文具デザイナーとして約4年間の会社勤務の後、フリーに。2005年初個展(ギャラリーVie/神戸)。2006年個展(ギャラリーSPOON/大阪)。 ■主な画材:水彩絵具、水彩色鉛筆、Photoshop■制作期間:大きさや、描き込み具合で異なります■データ入稿:可能■得意なタッチ:水彩のやさしいタッチ■今後挑戦したい仕事:カレンダー、広告、装幀画など■クライアントにひと言:ご期待に添いたいと思います。
Q1.New Illustrators FILE 掲載後の反響はいかがでしたか? 直接、仕事には繋がっていないのですが、たくさんの方に作品をご覧になって頂けて、うれしく思います。
Q2.その他に仕事を得るための、特別な営業活動はしていますか? 最初は作品ファイルを作り、自分の気になる出版社などに送っていました。そこから仕事に繋がり、その仕事がまた他の仕事へと繋がって広がりました。また、私個人のホームページや個展で、作品をご覧になった方からもお仕事を頂いています。 Q3.作品を制作するうえで気をつけていることは? 計算しすぎてカチカチに固まった絵にならない様に、ほっとさせる隙も大切にしたいと、心掛けています。
Q4.現在の色調やデザインに落ち着くまでに、改善した点はありますか? 水彩のタッチは、ずっと自分のイラストの軸になっています。そこは動かさずに、他の素材とのコラージュにしてみたり、水彩の画材を変えてみたり、手描きとパソコンの作業の比率を変えてみたり…。いろいろと模索しました。
Q5.北欧のアートを彷彿とさせますが、興味や関心はありますか? はい、とてもあります。それを作品に出そうとしてはいないのですが、北欧のアートやデザインは好きで、シンプルだけど素朴で温かいところなんかは自分の作品にも持たせたい、と思っているイメージなので、そう感じて頂けたのかもしれません。 Q6.隣り合う色や雰囲気に独特なものがありますが、 特に意識している事などはありますか? 描く際に、イラストの全体をまとめる色はどんな色か、とか、それを支える色は何かとか…。色については長い時間をかけています。自分だから出せるものを大切にしたいと考えています。
Q8.これだけは他人に負けない!というものがあったら。 いい作品をつくっていきたい気持ち、です。
Q9.クライアントへの自分のPRポイントを教えて下さい。 クライアントの方の理想に近づく様、つとめます。思いを伝え合って、よりよいものにしていけたら…、と思います Q10. これから挑戦してみたい仕事を教えて下さい。 季節感のあるイラストが得意なので、カレンダーをやってみたいです。
やはり、色彩に関しては細心の注意を払って制作している後藤さん。さらに「シンプルだけど素朴で温か」さを感じさせるようイメージを持って、絵筆を走らせていたのだなということも分かりました。後藤さんの手からあふれでる色彩には、ご自身の、人に何かを訴える=表現することの姿勢からあらわれているのでしょう。癒し効果もありそうなその作品たち。次はイラストだけでなく、ストーリーのあるものなども観たいなと思います。イラスト制作依頼
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