日本食料新聞イラスト

ART BOX のWEBサイトが大きく生まれ変わりました。リニューアルで気持ちも一新、ますます役に立つアート情報発信基地としての当サイトにご期待下さい。そんな今回は、コミックタッチの風刺画やイラストマップがとても目に楽しい、大塚克さんに質問です。

略歴：1960年 東京都生まれ。1986年 多摩美術大学卒業。1995年 外資系広告代理店のADを経て、フリーに。受賞歴：第3回読売ユーモア広告展／入賞。第8回ジャパンパロディー展／大賞。■主な画材／Macintosh ■制作期間／物によってさまざまです■データ入稿／可能■得意なタッチ／漫画■今後挑戦したい仕事／絵本・似顔絵・キャラクター■クライアントに一言／一生懸命頑張ります。

Q1.New Illustrators FILE 掲載後の反響はいかがでしたか？
はい、業界紙で、元旦に1面で大きく掲載されるお仕事を頂きました。）Q2.その他特別な営業活動はしていますか？
特にしていませんが、与えられた仕事で、よい評価を得る事が一番の営業活動だと考えています。

Q3.今のテイストに落ち着くまでに、改善した点はありますか？ テイストを試行錯誤したというより、描いていて、楽しいかどうかを常に確認してきました。

Q4.様々なタッチを描き分ける事ができるようですが、全部で何種類のタッチをお持ちですか？
良く聞かれるのですが、わからないのでとりあえず「いろいろできます」と答えています。
Q5.テーマパークや都市の地図などのイラストマップを多く手がけていらっしゃいますが、一枚の絵が出来上がるまでの工程とイラストマップの面白さなどがありましたら教えてください。
遊園地の場合、各アトラクションの資料をそろえて、上空から見た時の景色をデッサンし、ペンで描きおこします。それをスキャンして、Photoshopで着色します。積み木で街を作っているような楽しさがあり、たまに歩行者の中に自分を入れたりしてます。

Q7.影響を受けたアーティストや物事はありますか？
以前、藤掛正邦さんと一緒に仕事をさせて頂いた時期があるのですが、大変勉強になりました。
Q8.これまで一番大変だった仕事は何ですか？
漢方薬の処方箋を学ぶDVDの仕事で、病人を300人ほど描きましたが、頭が痛いとか胸が苦しいとか毎日想像していたら、本当に病気になってしまいました。

Q9.クライアントへの自分の作品のPRポイントを教えて下さい。 御希望にあわせてタッチを調整できる点と、たぶん仕事が早いです。 Q10.これから挑戦してみたい仕事や作品のテイストを教えて下さい。 挑戦したいのは絵本の仕事や、鉛筆テイストの作品です。

ユーモアを随所に折り込み、細部までしっかり描き込まれた大塚さんの作品。ビジュアルがどんどん簡略化され、昨今、瞬間の印象や抽象的なイメージが先攻し過ぎる感のあるのイラストレーションが溢れる中、反って新鮮な気持ちがしました。「視覚言語」というイラストレーション最大の役割を自らも楽しみながら、形にしてゆけるというのは、素晴らしい事だと思います。そんな気持ちが彼の、サービス精神旺盛なイラストレーションとして現れているのではないでしょうか？今後は、絵本や新しいタッチにも挑戦してゆきたいと語る大塚さん。新たにどんな世界が展開されてゆくのでしょうか？ イラスト制作依頼はこちらのフォームをご利用下さい