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佐藤 百合子
略歴:1970年千葉県生まれ。
講談社フェーマススクールにてイラストレーションを学ぶ。
主に広報誌、季刊誌などの表紙やカレンダーなどを受注。
2006年ギャラリーハウスMAYAにて初個展。

■主な画材:不透明水彩絵の具・Photoshop・Illustrator。
■制作期間:依頼により異なります。ご相談ください。
■データ入稿:可能です(水彩で描いた作品のデータ入稿はご相談ください)。
■今後挑戦したいこと:水彩で描くようにデジタルで描き、その絵を動かしてみたいです。
■クライアントに一言:同じ仕事に携わる、「クオリティーの高いものを作る」プロジェクトの一員として良好な関係を築いていけたらと思います。お会いできる日を楽しみにしています。
-->> Q1.『NEW Illustrators FILE』掲載後の反響はいかがでしたか?

掲載させていただいて日が浅いため、これからに期待、というところです。


-->> Q2.その他に、仕事を得るために特別な営業活動はしていますか?

自分のHP上に作品を載せています。また、デザイン事務所や編集プロダクションなどにイラストファイルを送らせていただいたりしてきました。


-->> Q3.作品を制作する上で、気をつけていることは?

クライアントが、私のイラストに期待するイメージを大事にしたいと思っています。
まれに自分自身の持つイメージからはずれていることもありますが、「新境地」開拓の気持ちで取り組んでいます。


-->> Q4.風景画をメインにお仕事をされていますが、風景画を描くようになったきっかけと風景画の魅力について教えてください。

外国の風景が好きだったということもありますが、実際は立体構成を独習するにあたり、箱状の家々が連なる欧州の町並みが「ただ箱を描くよりも楽しそう」と思ったのがきっかけです。風景画の魅力は、一見するとただの街でも切り取り方や季節を取り込むことで「画になる」ところがおもしろいという点。これまで気づかなかった魅力に気づいた時は、嬉しくなります。
  

※イラストをクリックすると拡大画像がご覧になれます。


-->> Q5.今まで描いてきた風景画の中で、モチーフにしたベスト1の風景はずばりどこですか?

風景そのものでベスト1は難しいですが、自分の作品の中ではドイツをモチーフにした作品がひそかに気に入っています。ドイツ旅行をした時に映した写真を元にしたのですが、撮った時には町が写っていることすら気づかなかったようなまったくメインではないその町が、切り取ってみたときからとても魅力的な町の景色に見えて自分でもわくわくしながら描きました。

-->> Q6.今の作品のテイストに落ち着くまでに苦労した点、改善した点などはありますか?

もともとが「立体構成」のつもりで描いた、細かいところを省略した町並みのイラストがそのまま仕事になってしまった、というところもあり、テイスト作りにあまり苦労はありません。色味は当初、全体的にくすんでいたのですが、「明るくはっきり」な方向へと変わってきています。一見色数の少ないモチーフでも飽きないように同じような色が多くある時には、ぱっと見ではわからないくらいの色の違いを混ぜて制作したりといった工夫をしています。


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-->> Q7.影響を受けたアーティストや物事はありますか?

町で見かけた風景画で、一見真っ白なのによく見ると微妙な色違いで風景を描かれている方がいて、その人の作品の印象がとても強く残っています。その影響で、色作りでは必ず「白」を混ぜています。その画家さんのお名前を覚えていないのが残念です。


-->> Q8.これまで、一番大変だった仕事は何ですか?

ギリシャ風の建物で一から街を作る(しかもテーマに沿った架空の街)、という仕事が一番大変で、一番思い出深い仕事です。街角でなく、ひとつの街そのものを自分で作ってみると、街がどういった経緯を経て形作られていくのか、街の成り立ちを実感しました。時間的にもあまり余裕のないお仕事だったので大変でしたが、モチーフのある作品とはまた違った達成感がありました。


-->> Q9.クライアントへの、自分の作品のPRポイントを教えてください。

どの作品でも、どこか温かみのある作品にしていくことを心がけています。殺伐とした事件などが世間ではありますが、そういったこととは無縁な空間を描いていきたいと思います。

-->> Q10.これから挑戦してみたい仕事や作品のテイストを教えてください。

一から街を作り上げ、その中で物語が展開するような、そんな仕事にいつか挑戦してみたいです。また、それをデジタルで動かしてみたいですね。
  

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現在、社内報、企業広報誌、季刊誌、パンフレット、カレンダーなどの幅広い媒体で、風景画をメインに図版・カットなどを手がけ活躍中の佐藤さん。「どの作品でも、どこか温かみのある作品にしていくことを心がけています」という佐藤さんの描く風景画は、おっしゃられるように明るく柔らかな色調で見る人にほっとした安心感を与えてくれます。これまで、「人物が描けること」がイラストレーターの必要条件のように語られる時代が長く続いてきましたが、時代の流れとともに、若手イラストレーターの中に風景画を描く人が増えてきています。また、風景画がイラストレーションのメインモチーフとして扱われることも多くなってきました。そんな風景画の魅力について佐藤さんは、『一見するとただの街でも切り取り方や季節を取り込むことで「画になる」ところがおもしろいという点』というように、描き手のフィルターを通し、実在しそうで実在しないその絵の景色が醸し出す気分や空気感を見る側は鋭敏に感じ取ります。今後は、「一から街を作り上げ、その中で物語が展開するような、そんな仕事にいつか挑戦してみたい」との壮大な夢を持つ、チャレンジ精神溢れる佐藤さんの新たな作品展開に目が離せません。
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