北岡文雄 / Kitaoka Fumio

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水彩絵具、和紙を用いた板目木版の伝統の資材と技術を継承しつつ、現代日本の具象木版画を創造する。
欧米のあたらしい造型に追従することなく、また日本的美意識に溺れることもなく、全人格を投入した作者独特の格調の高い表現を求めている。
題材は人物、風景、其他すべてに興味があるが、基本的には自然への畏敬である。

略歴

・1918年 東京に生まれる。
・1936～41年 東京美術学校油絵科に学ぶ。在学中平塚運一に就き木版画を修得。
・1955年 フランス留学エコール・デ・ボザールにて小口木版を学ぶ。
・1964～65年 フルブライト交換教授としてミネアポリス・スクール・オブ・アートにて木版画を指導する。
　日本版画協会、春陽会所属、アメリカ、ヨーロッパ、　ロシア、中国、中近東各国にて個展多数開廊
・1997年 勲四等旭日小紋章。