色蒔糊は正倉院に見られる渡来した他の染色と異なり 乾いた糊を用いる世界に例の無い染色で現代都市空間に調和した未来への染色です。
1 米粉等で、特別な糊を作り、染料を混ぜます。
2 その色糊をフィルム状に乾かします。乾いた糊を細かくします。
3 布に下絵を書き、その上に糊を落して行きます。落し終ったら絹布を水でぬらすと、絹布上で元の糊にもどり、乾く時に絹布に定着します。
4 その上から地色を染め、乾いてから蒸して染料を定着させます。
5 水で洗うと、はがれ落ちる糊の下に、糊に入れて置いた染料が染まり、染色が出来上がります。この後、金箔を張る等していろまきのり染は完成します。